KYOCERA複合機のスキャンの設定方法

複合機のスキャン機能は、紙の文書や写真をデジタルデータとして取り込み、
パソコンやクラウド、USBメモリなどに保存できる機能です。
印刷やコピーと同様、オフィスでの業務効率化に欠かせない役割を担っています。
今回はパソコンにスキャンデータを送る設定の解説をしたいと思います。
KYOCERA カラー複合機 ”TASKalfa2553ci” を例にとって解説します。

スキャンフォルダー作成

まずは下準備としてスキャンフォルダーを作成し共有化します。

任意のドライブ(今回はDドライブ)にスキャンフォルダーを作成し、右クリックでプロパティを選択。
ここではスキャンフォルダー名を「scan」とします。

フォルダーのプロパティ

「共有タグ」を開けて、「詳細な共有」をクリック。

共有タグ

「このフォルダーを共有する」にチェックを入れて、「アクセス許可」をクリック。

アクセス許可

「許可」の欄のすべてにチェックを入れます。

アクセス許可

次に、「セキュリティタグ」を開け、「編集」ボタンをクリック。

セキュリティタグ

「追加」

追加

「詳細設定」

詳細設定

「検索」と進み、

検索

一覧から「Everyone」を選択して「OK」ボタン。

Everyone

枠内に「Everyone」が入ってることを確認して「OK」ボタン。

選択するオブジェクト名

「許可」の欄の全てにチェックを入れて、「OK」

許可設定

これで下準備のスキャンフォルダーの作成は完了です。
ついでにデスクトップにscanフォルダーのショートカットを作成すると便利です。
次に本番の複合機の設定です。

Command Centerの設定

まずは、Google ChromeやMicrosoft Edgeなどのブラウザーを開けて、
URLの部分に、複合機に振られてるIPアドレスを入力します。

URL

下記のような警告が出ますが、気にせず「詳細設定」をクリック。

警告

赤枠の部分をクリック。

詳細情報

Command Center(コマンドセンター)が開きますので、左のメニューから「アドレス帳管理」を選択。

Command Center

「本体アドレス帳」をクリック。

本体アドレス帳

「追加」をクリック。

追加

任意の「名前」と「フリガナ(半角)」を入力

入力欄

「SMB」の欄の以下の4か所を入力して、「テスト」ボタンをクリック。
ホスト名:PCのデバイス名もしくはIPアドレス ※例)DESKTOP-●●●●●●
パス:スキャンフォルダー名 ※例)scan
ログインユーザー名:PCのユーザー名 ※例)user
ログインパスワード:ログインパスワードを設定している場合のみ入力

入力欄

「接続OK」となれば「OK」ボタン。

接続OK

最後に「設定」で確定。

設定

これで、複合機からパソコンにスキャンができると思います。

万が一、「テスト」で「接続エラー」が出た場合は、下記のサイトを参考にしてください。

接続エラー

複合機からスキャンが突然出来なくなった時の対処法①

複合機からスキャンが突然出来なくなった時の対処法②

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