サーマルカメラ
サーマルカメラは、物体が放射する赤外線(熱エネルギー)を感知し、温度分布を可視化する装置です。
人の目では見えない熱を色分けして表示するため、暗闇や煙の中でも対象物を確認できます。
主な用途としては、建物や設備の異常発熱の点検、防犯や監視、夜間の警備、動物観察、さらには医療や検疫における発熱者のスクリーニングなどが挙げられます。特に新型感染症の流行時には、空港や施設の入口で非接触体温測定に広く活用されました。
サーマルカメラには固定式・ハンディ式・ドローン搭載型などがあり、解像度や温度測定精度によって性能が異なります。非接触・非破壊で安全に温度計測できるため、さまざまな現場で効率的な監視・点検ツールとして利用されています。



